さて前回までご紹介させて頂いております「継ぎ手」に続いて、今回は異なる角度の部材を繋ぐ「仕口」についてご紹介します。
この写真は「蟻仕口」と「胴差し仕口」です。
前者は土台や横架材のT字・十字形の接合部に使用する仕口で、後者は通し柱と梁をつなぐ仕口です。
また次の写真は「桁差し仕口」と「柱ホゾ仕口」です。
こちらも横架材同士をつないだり、土台と柱をつないだりします。
他にもいろんな継ぎ手、仕口があり、簡素の仕口もありますが精密度の高い継ぎ手は非常に技術を要します。
また、大工さんが独自に考えて作る秘伝の仕口や継ぎ手など数え切れない程の継ぎ手や仕口があります。
このような部分は実際に家が出来上がってしまうと見えなくなってしまう所ですので、見えなくなってしまう前に是非見学会などで見つけてみて下さい。